保健師学校卒業!:たび猫の保健師学校の思い出

保健師学校卒業!

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さて、こうして保健師の国家試験も終わり、3月になるとすぐに卒業式である。あっという間の1年間であった。看護学校の3年間は、楽しかったけど苦労も多かったので、卒業式は感無量と言った感じであったが、保健師学校はとにかく充実して楽しかった1年であったので、とても爽やかで明るい気持ちで向かえたのだ。去年の看護学校の卒業式で袴を着たので、今年は普通のスーツにした。

 

この卒業式で、さすがの私も最後の卒業式になるだろうと思い、両親そろって卒業式に出席するはずだったが、父親は仕事のため母親だけが出席してくれた(今更親が付き添うような歳ではないのだが)。

 

私にとってこの学校は、色々な面で刺激を受けたり勉強になったりと、とにかく楽しく充実していたの一言。先生方にも同級生にも恵まれ、1年で終わってしまうのはもったいないほどであった。

 

卒業後はみんなそれぞれ、私のように病院の看護師(少数派)であったり、企業の保健師だったり、役所の保健師だったり、養護教諭を目指して教員試験を受ける人がいたりと、それぞれ道は様々だ。みんなそれぞれの分野で活躍していくのだろう。何年かたったら、またみんなで会って近況報告などをしたいものである。

 

卒業式で感動的だった一コマがある。ある一人のクラスメート(女性)の大学生の息子さんが、お母さんの卒業式のために花束を持ってかけつけていたのであった。花束を渡している息子さんを見て、彼女の1年間の苦労が実ったような気がしたのだ。

 

その人は家庭を持ちながら、私のように看護学校・そして保健師学校へと進学してきた人だった。でも、私みたいに独身で自分の好きなように時間を使える人に比べたら、家庭を持っている主婦のかたが、この4年間を乗り越えるのは、並大抵の努力ではないのだろうと思う。もちろん、家族の協力も必要だろう。

 

この息子さんからの花束を見て、本当に心から「おめでとう!!」と伝えたかった。そして、このお母さんがとても美しく見えた。自分の道をがんばって生きている人って、この人に限らず、なんてきれいなんだろうって思った。外面だけを装った美しさではなく、このように内からあふれてくる美しさって、人を感動させる力があるんだなってこの時思った。

 

きっとこのように自分の道を真っ直ぐ進む人に育てられた息子さんは、きっとお母さんから良い影響を受けて、何事にも代えられない教育になったのではないのだろうかと思った。

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