健康診断の介助とミニレクチャー:たび猫の保健師学校の思い出

健康診断の介助とミニレクチャー

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その他、私が教育実習中におもに携わった事業に、健康診断の介助とその際のミニレクチャーがある。私が実習に行ったのは冬休み明け間もない時期で、1学期に1度の健康診断シーズンだったのだ。

 

健康診断の際、保健室でせっかくだから子どもたちにミニレクチャーみたいなことをやってくれと言われた。そこで私は、風邪の季節だったので風邪の予防などを自作の絵を使い、子どもたちにわかりやすく説明したりした。

 

全学年やったので、低学年と高学年との差を身にしみて感じた。低学年の子どもたちは私が話していることに素直に反応し、最後は「はーい!」などとかわいい返事が返ってくるものなのだが、高学年、特に6年生ともなると恥ずかしさもあるのか、冷め切った反応で、ちょっとやりにくいような気がしたものだ。

 

まあ、自分の昔を振り返ってみればわかるような気もする。こうやって子どもたちは少しずつ大人(?)になっていくのかもしれない。

 

あと、クラスによっても多少の差はあった。多分担任の先生の影響があるのだろう。子どもたちの反応を見ていて、担任の先生の特徴などと合わせてみると、面白いくらい特徴が出ていたりするので、思わず笑ってしまうこともあった。

 

あと私が毎日参加させてもらったものに、子どもたちの掃除がある。私たちの時代は、掃除というのは放課後やるものであったが、今は昼休みに掃除をしていた。なぜなら今は塾通いをしている子どもが大半なので、放課後は早く家に帰らなければならない子どもが多いからだということを聞いたことがある。時代を感じた。

 

実際、掃除の時などに子どもたちの塾や習い事の話を色々聞いたら、驚くくらい今の子どもたちは色々なものに通っていた。実習先が都会の小学校だったという地域柄もあるのかもしれないが、私が小学生の頃は塾に通っている子はまだ少数派だった。

 

塾だけでなく、色々な習い事をしており、毎日のように何かしら通っている子もけっこういたのだ。これじゃさぞかし大変だろう、と思ったけど、周りのみんながそうだからそれほど苦痛には感じていなそうだった。

 

私が小学生の頃、私はけっこう習い事が多いほうだった。それが苦痛で苦痛で仕方のなかった私は、いつもどうやってさぼろうかということばかり考えていた。「今日はお腹が痛い」などのこざかしい手を使ったり、学校帰りだらだらと帰って来てわざと遅れたりと色々やったものだ。それにくらべれば、今の子どもたちは習い事や塾通いが普通になっているらしく、淡々とこなしているように私には見えた。どちらが子どもたちにとって幸せなのか、私にはわからない。

 

毎日、色々なクラスで生徒たちの掃除を一緒にやらせてもらった。サボって遊んでばかりいる子、まじめにやる子、やっぱり色々いた。私たちの時もそうだった。そのうちまじめに掃除をしている子が怒り出し、ケンカが始まったりする。そういうのを見ていると、時代は変わっても子どもっていうのはいつの時代も基本的に同じなんだなって面白く思った。

 

それとやっぱり女の子のほうが男の子よりもませていた。男の子のほうが全体的に無邪気で子どもっぽい。やることは乱暴だけど、女である私は男の子のほうが扱いやすいような気がした。

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