保健師の国家試験:たび猫の保健師学校の思い出

保健師の国家試験

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さて、こうしてどたばたしているうちに、あっという間に2月の国家試験はやってきた。看護の時は、かなり念入りに勉強した私だが、保健師の時は他にもあれこれやることがあったためか、あまり熱心に勉強した記憶がない私であった(というか、その当時のことをあまり覚えていない)。

 

でも、看護師の国家試験にも言えることだが、やはり普段の勉強の積み重ねが重要である。基礎がしっかりできていれば、試験の直前になって慌てることなく、最後にやるべき勉強をしっかりやれば受かるはずなのだ。そう信じて私は2月の国家試験に臨んだ。

 

今回は、妹も千葉の保健師学校に通っていたので、一緒に保健師の国家試験を受験することになった。両親はもちろん2人とも同時に合格し、新聞の保健師合格者欄に2人の名前が並んで載ることを祈っている。その期待を裏切るわけにもいかないし、万が一姉の私だけが落ちたら格好悪いので、落ちるわけにはいかなかった。

 

こうして国家試験当日を迎えた。私は23区内にある、とある私立大学が会場であった。遅刻しないよう早めに妹と起きて、余裕をもって出かけた。駅で友達と待ち合わせをし、一緒に会場に入る。やはり会場はかなりの人で賑わっている。

 

去年もそうであったが、国家試験というものは本当に緊張するものだ。今までの自分の勉強の成果がかかっている。それに今後の人生もかかっているのだ。しかも学校の同級生や親や親戚だったり、その他の友人たちみんなが注目しているので、できれば落ちたくないと思うもので、それはもう脅迫観念のようなものになっているのだ。

 

このような緊張感の中でテストを受けるのだが、やっぱり看護の時と同じで、実際に受けてみると自信をもって答えられる問題が以外に少なく、受けた途端不安が増大するのであった。

 

この時も、マークシートのテストなので、ぬりつぶす欄は間違っていないかなどに始まり、自信がない問題が続くと、「待てよ、ずっとaが続いているから、そろそろcかも・・・」なんて余計な不安がよぎったりするのである(きちんと勉強してればこんな不安ないんだろうな〜)。

 

こうして国家試験が終わると、どっと疲れ果てる私たちなのであった。終わってしまえばもう考えても仕方ないので、約1ヵ月後の合格発表まではもう考えないことにするのであった。

 

保健師学校でも、国家試験の次の日に学校に集まってみんなで答えあわせをしたが、看護学校の時ほど、険悪になることはなく進んだ。しかし答えあわせ後、かなりの人が真っ青になっていて、実際私の友人も「マジで私落ちてるかも・・・」と落ち込んでいた。

 

その友人も結局は合格していたので、その時の心配なんてそれほど当てにならないのかもしれない。まあ、このようにして看護師や保健師の国家試験を受ける人は、胃が痛くなるような状況に追い込まれているので、周りの人たちは温かい目で何も言わずに見守っていてほしい。

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