研究テーマの決定:たび猫の保健師学校の思い出

研究テーマの決定

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これまで、就職試験から始まって家庭訪問やら保健センターでの実習やら教育実習やら様々なことを書いてきた。そしてこれらと平行して、私たちは研究もやらなければならなかった。いわゆる大学での卒業論文みたいなもので、これをしないと卒業できないのだ。

 

約1年かけて、私たちは自分のテーマの研究を進めなければならない。看護学生の時は、個人で研究を行なったが、私たちの保健師学校は、グループ研究をやらされた(グループというのもなかなか苦労が多かった^^;)。

 

夏休み前から研究は始めるのだが、まず自分がどういった分野で研究をするのかを決めなければならない。保健師の活躍する分野は様々だ。地域保健、産業保健(企業で働く人々の健康を守る)、学校保健(養護教諭)などがある。地域保健はさらに、成人保健、老人保健、母子保健、精神保健など細かく分けることができる。この中でどういうことを自分が研究したいかを決めるのだ。

 

グループで研究しなければならないので、まず各分野ごとに希望者を分け、ある程度の人数が集まったらそのグループで具体的にテーマを決め、研究を進めていくのだ。

 

私は迷わず産業保健にした。なぜなら自分も過去に社会人として働いていたことがあり、そこで企業で働く人々の健康維持というものに、えらく興味があったからだ。働き盛りの多くの人たちの健康を守る、病気になる前に予防する、まさにそれがやりたかったからだ。

 

私のように産業保健に興味を持っている人は、私を入れて7人くらいいた。そのメンバーで話し合い、産業保健の中でも何をテーマにするかをまず話し合って決めた。

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