入寮できない?!:たび猫の保健師学校の思い出

入寮できない?!

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保健師の国家試験は、看護と同じに2月の終わりに実施される。たしか看護の国家試験の1週間あとだったと思う。私たちの学校は1月に教育実習があったり、研究の発表があったりして、本当にいつゆっくり国家試験の勉強をするのかと思うくらい、2月の国家試験はあっという間にやってくるのだ。

 

しかも私は冬休みの間に、就職先の寮の不合格通知が届いていたのだ(ガックシ)。みなさん、普通看護師の寮なんて希望すれば誰でも入れると思うかもしれないが、私が就職した病院は、都心にあるためか寮の数がそれほど多くないらしく、希望者が多い場合は条件によって入寮できないのだ。

 

でも、たしか就職試験の時に、私が「寮には入れますか?」と聞くと「ええ、もちろん入れます」と笑顔で答えていたくせに・・・。通知をもらってすぐに、病院の人事課に抗議の電話をかけた。「就職試験の時に誰でも入れるって言ってたじゃないですか?!今更寮に入れなかったら私はどうしたらいいのですか?」とかなり強い語気で訴えた私であった(就職試験に受かっていたので態度がでかい)。

 

すると人事課の人は、情け容赦なく「社会人の先輩としてアドバイスするなら、就職して忙しくなってから引っ越すよりも、今のうちに引っ越したほうがいいですよ」との当たり前のアドバイス。これを聞いて「そんなことはわかってるよっ!!」とよけいに怒りがわいた私。思わず内定を蹴ってやりたい衝動にかられたが、今更他の病院の就職を探すのも難しいので、泣く泣くその指示に従うことにした。

 

しかも私の怒りをもっと大きくしたのは、寮の不合格通知(こういうふうに呼ぶのだろうか?)に書いてあった以下の人は入寮できないという条件のコメントであった。

 

@ 埼玉や千葉など東京から○○q以下に実家がある人(九州や北海道などもっと地方から来ている人のためだと思われる)
A 年齢が25歳以上の人

 

他にも条件があったように思ったが、私はこの「A 年齢が25歳以上の人」 の人というものしか頭に入らなかった。だったら、就職試験の時に言ってくれ〜!!最初から寮に入ろうなんて期待しなかったから・・・。しかも25歳以上の人がみんなお金を持っていると思ったら大間違いだぞ!!と声を大にして言いたかった私。

 

こうして、寮に入れなくなったことが決定した私は、泣く泣く冬休み明けから新しい住居を探すはめになったのであった。教育実習と国家試験の勉強と研究のまとめとかすべてをやらなければならない時期である。「そんな殺生な〜」と泣いても誰も助けてくれないのであった。

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